今日は短いです。
 昨日に続きましてジョウスティングの最終ルールです。
 どれだけジョウスティング好きなのかという話なんですが。

 今日出ました23話にある通り、荒くれな騎士たちが勝敗に納得しなかった場合、そのままそこで馬を降りて剣での戦いが続行したそうです。
 これは私が見たような催し物でも大抵やってくれます。いわゆる『お約束』って奴です。
 このためジョウスティングは通常帯剣したまま行ったようです。
 そうでなくてもフルメタルの鎧だけでも重いのに大変ですよね。
 だからラスも試合時には練習の時より若干重みは増えていたはずです。それも馬から振り落とされないですんだ理由の一つかもしれません。

 さて実戦で剣で戦う場合、普通は鎖帷子を使って首などを守る様です。頭の上まですっぽり覆ってるのがスタンダードなのですが、ジョウスティングではフルメイルのみの場合もあるようです。馬から降りてヘルムを付けたまま剣技を行いますと前が良く見えません。本当はバイザーをあげるだけでもいいのでしょうが、今回は公平に二人ともヘルムを外したことになっています。
 実際には槍試合中に相手にヘルムを飛ばされる場合もありますし、激高して脱ぎ捨てるのも『お約束』です。思うに、皆せっかくだから観客に顔を見せたかったのかな。
 ヘルムなしではまあ頭は守るものがないんですけど、そこは騎士道を貴ぶ人たちですから頭は狙わずに勝敗を決めていたのでしょうね。

 さて今回の動画は決してスピード感はありませんが、こちらを。
 フルメイルではありませんが、二人の剣の打ち合いがどんなものだったのか、これが一番雰囲気が伝わる気がします。(実際にはドイツで行われたショウですが)


また、もし詳しい鎧の様子にご興味があるようでしたらこちらをどうぞ。剣を履いてる場面がちゃんとあります。
これにある通り、実戦にはやはり鎖帷子が必須だったのだと思います。



お話はこちら:
【小説家になろう】【R18】最後に望むのは君の心だけ
女騎士ラスは狭い牢獄の部屋に囚われた同僚カラムを見る。
椅子に縛り付けられ、拷問に傷つき、騎士服に血を滲ませるその姿にいつもの彼の艶やかさはない。
明日処刑される運命の彼が最後に望んだものとは……?
堅物女騎士ラスとそれに振り回される不憫な騎士カラムの恋物語。
毎朝6時2話づつ更新中、ラス視点のみで26話完結。